胸の悩み-陥没乳頭 |
悩んでいる人は多いのですが、 人には相談出来ない、言いにくいのが、 陥没乳頭・乳頭肥大などの胸の悩みです。 陥没乳頭とは、文字通り、乳頭(ちくび)が陥没、 つまり、へこんでいる状態です。 見た目上、悩ましいのはもちろんですが、 乳腺炎という胸の炎症の病気になりやすい状態でもあるので、 是非とも治療すべきです。 方法は、陥没してしまっている乳首を引き出して、 戻らないようにするという手術になります。 その手術の方法は、数種類あり、陥没の程度によって選定します。 陥没乳頭の程度とは、 刺激があれば乳首が出るものは、比較的軽いもの。 全く乳首が今まで出てきたことがないし、 手で乳首を出そうとしても出ないものは重症となります。 それぞれに応じて手術する方法がありますので、 一度、お近くの東京青山クリニックに相談にいらしてください。 又、乳頭肥大は、出産後、授乳後の女性に多く、 乳首がいびつに大きい状態です。 こちらも悩んでいる人が多く、東京青山クリニックにも、 全国の院に多くの患者さんが訪れ、治療しております。 手術の方法は、乳首のいびつさや大きさにより、 千差万別でオーダーメイドになります。 溶ける糸を使用しますので手術後も安心です。 以上のような、乳首・乳頭に関する手術は、 およそ1時間くらいで完了し、 当日からシャワーも入れます。 他人には言いにくい胸のお悩み。 ぜひ一度ご相談ください。 美容形成外科専門のドクターがお答えします。 携帯からのご相談も可能です。 ブログのランキングに参加しています!よろしければ、クリックしてください! ![]() ![]() スポンサーサイト
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胸を小さく:女性から男性への治療 |
今回は、当院でもほとんど扱うことのない、胸を小さくする手術に関して、ベルギーの大学の泌尿器科、形成外科、精神科の合同の報告です。性同一性障害の患者さんたちが治療のメインとなっております。 女性から男性への手術のひとつとして、胸を小さくするものがあり方法がいろいろ胸のタイプにより異なります。92人に5つの方法でおこなった。 どんな方法があるかというと、 1:乳輪にそって半分切って、乳腺を取り出すもの。胸が小さい人におこなう。 ![]() 2:やや胸のある場合は、乳輪をドーナツのように切り取り、縫いちじめる。皮膚と乳腺を取る。 ![]() 3:ある程度の大きさと、皮膚の弾力性がなく垂れ下がっている場合は、皮膚もわりと切除しないといけない。なので傷も大きめです。 ![]() 4:胸が大きく、垂れ下がっているタイプでは、胸の下から大きく切り取ります。傷跡も最大。 ![]() などの5つの方法があるのですが、患者さんの多くは、下図のように、バンド(さらし?)をまいていることが多く、胸がたれていることが多いそうです。 ![]() 結論的には、下図のチャートで手術方法を決定する、とのことでした。 ![]() 合併症は、12.5%あり、血がたまったり、再手術したりした、とのこと。皮膚が垂れている人がむつかしい、とのことでした。 男性でも女性化乳房といって、病気で胸が大きくなる場合もありますので、そういう治療とにています。 PRS Vol 121 849 Chest-Wall Conturing Surgery in Female- to-Male Transsexuals : A New Algorithmより。 ブログのランキングに参加しています!よろしければ、クリックしてください! ![]() ![]() テーマ:美容整形・プチ整形・美容外科 - ジャンル:ヘルス・ダイエット |
危険!?豊胸のための脂肪注入 |
日本でも胸を大きくするための脂肪注入をおこなっている病院がいくつかあります。しかし、アメリカでは、1987年に、アメリカ最高の権威ある学会、アメリカ形成外科学会で胸への脂肪注入禁止宣言が出ております。20年以上も前から禁止宣言が発表されておりますが、いまだ日本で、その危険性を無視しておこなっている病院がいくつもあります。 禁止する理由は、 ”乳がんの検査をするときに、移植した脂肪が邪魔になって、癌なのかどうかがわからない”というものです。 この考えが20年以上にわたりアメリカ、日本を支配しております。が、先日、アメリカで胸の脂肪注入(移植)をすこし肯定する論文が発表されたのですが、その後、それへの批判の論文も多く発表されました。今回は、そのうちのひとつで、日本からのものを報告します。 日本医科大学形成外科学教室からの報告を下記にまとめます(ちなみに、ここの形成外科教室は異物治療の研究・検索で有名です)。 ●先日、掲載されたアメリカの胸の脂肪注入の論文には、マンモグラフィーが載っていなかった。うまく、うつくしく胸が大きくなっていた写真は載っていたが、乳がんの発見の重要なレントゲンである、マンモグラフィーの写真を載せないのは、論文としてダメだ。 ●日本医大でも15例ほど、胸に脂肪注入移植したが、下図のマンモグラフィーのように、石灰化したレントゲンになって患者さんも悩んでいる。 ![]() 白い小さなツブツブが石灰化。乳がんでもこのように写るので、間違えやすい。 日本医大の症例でも全患者のマンモグラフィーで腫瘍のような影が写っていた(マンモグラフィー、CT、MRIで)。 ●患者さんは、安易に脂肪注入をして、術後に鬱状態になったりもしてしまう。 以上のことから、胸への脂肪注入を肯定するような論文が、未熟な医師や儲け主義の医者を正当化するものであってはならない、としております。 当院もまったくこの考えに賛同しており、安易な脂肪注入は控えるべきだと考えます。結局、困るのは、患者さんたちなのです。 PRS Vol 121 702 Fat Grafting to the Breast より。 ブログのランキングに参加しています!よろしければ、クリックしてください! ![]() ![]() テーマ:美容整形・プチ整形・美容外科 - ジャンル:ヘルス・ダイエット |
豊胸手術しなくても胸は大きくなる! |
数年前に、BRAVAという商品で胸を大きくすることが出来る、と医者用の広告があったのですが、その論文を見るのは初めてなので、報告します。発売当時は、ほんとかな??と疑ってましたが、ここまで論文にされたら、驚かざるを得ず、これを使えば、手術せずに胸が大きくなる!ので驚きました。 オーストリアのウィーン医科大学というところからの報告です。 2003-2005年の間に40人で試してみた。12ヶ月の連続使用が一区切りで終了とした。終了時点で満足度に関してアンケートなどで評価した。 下図がBRAVAという商品(クリック拡大)。1日11時間装着し、平均18.5週間(14-52週)連続装用した。 ![]() その結果、 1:平均155ccの胸のボリュームが増加(95-300cc増加)。 2:75%(30人)の女性が満足。 3:12.5%(5人)が大きくなったのは認めるが、装置の装着がわずらわしすぎる。 4:12.5%(5人)が、不満足(想像より大きくならなかった)。 5:ボリューム増大不良の要因は、装着時間が短い、BMIが小さい=やせている、であった。 具体例(クリック拡大):この例は、44歳女性、3人の子供がいる。12ヶ月のフォローで、24週連続装着。170cc大きくなった。装着前後。 ![]() 患者さんの胸の大きさ(cc)とフォローの週の関係。後戻りが無いのがわかる。クリック拡大。 ![]() 副作用・合併症 痛みなし、皮膚の赤みはある程度認める、かゆいときもある、汗をかく、など。 装着がわずらわしく、画像のごとく大きなものなので、めんどくさくて脱落する患者さんもいるようです。とはいえ、死亡のリスクがある豊胸手術を痛い思いして受ける時代が終わるんでしょうね。胸への脂肪注入術も乳がんを発見しにくいリスクがあるとかないとか、どうなるか、いろいろ議論されておりますし。。。。触った感覚も自分のものなので、異物感がしないでしょうし。いいかもしれませんね。 PRS vol 120 1680 The Brava External Tissue Expander : Is Breast Enlargement without Surgery a Reality?より。 ブログのランキングに参加しています!よろしければ、クリックしてください! ![]() ![]() テーマ:美容整形・プチ整形・美容外科 - ジャンル:ヘルス・ダイエット |
豊胸術と乳がんの関係について。 |
新年あけましておめでとうございます。 今年も、もっとも業績をあげる勉強熱心なクリニックを目指し、ブログも知識向上に役立てれるように、精進していきます。 ーー さて、豊胸と乳がんの関係の論文は、内容はともかく、毎月のように報告されております。 当院は、豊胸術をおこなっておりませんが、知識向上のため、その1つを報告します。 フロリダの癌センターからの報告で、 乳がん患者が、以前に、豊胸術をおこなったか、おこなっていないかで、乳がんのステージが進行しやすいかどうか、リンパ節転移の度合いも調べたものです。 1987-2002年で、4186人の乳がん患者が対象になって調査した。 結論的には、豊胸術をしていない乳がん患者と比べて、豊胸後の乳がん患者は、腫瘍のサイズ、リンパ節の有無、ステージは、統計的に有意差(違い)は、無かった。 違いがあったのは、 豊胸した人は、乳がんとわかった年齢が49歳。豊胸していない人で、わかった人は57歳だった。 つまり、豊胸術した人の乳がん患者は、豊胸していない人より、いっそう、腫瘍を触れやすい傾向にある、ということです。 PRS vol 114 1737 Breast Cancer in Patients with Prior Augmentation : Presentation, Stage, and Lymphatic Mappingより。 これからも美容医療全般の内容をブログに書いていきますので、応援よろしくお願いします。 ブログのランキングに参加しています!よろしければ、クリックしてください! ![]() ![]() テーマ:美容整形・プチ整形・美容外科 - ジャンル:ヘルス・ダイエット |
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