脂肪吸引手術の死亡事故の割合 |
脂肪吸引手術での死亡事故は日本でも多数起きており、たまに新聞に載っております。 今回は、アメリカのペンシルヴェニア州立大学とトマスジェファーソン医科大学の脂肪吸引手術と死亡事故などの調査です。 アメリカの形成外科・美容外科の学会にきちんと属しているまともな先生方たちのみのデータで、1994-1998年の間に、496245件の手術がありました。 結論的に言えば、 ●5224人に1人の割合で死亡する。言い換えると、10万人に19人程度死亡する。 ●最大の死亡原因は、肺塞栓(肺に物が詰る病気)で、23%程度。おなかを突き破る事故が15%。麻酔事故が10%、などとなっている。 ●家に帰って1日目の夜に死亡事故が多い。 比較として、1990年のアメリカの交通事故率は、10万人に16人だ。 【死亡率の表】 ![]() ようするに、全身麻酔で激しい手術は、交通事故程度のリスクはある。ということですね。 やはり、回数は必要でありますが、メソセラピー=脂肪溶解注射、や、やせ薬などの簡単なもので治療するほうがいいですね。 形成外科・美容外科の学会に属しているまともな先生方の治療でこの結果なのですから、属していない先生方だと、どうなることでしょうね(論文にもかいてますが)。なので、それでも脂肪吸引受けたい人は、”先生は何科出身ですか?”と聞いてみましょう。とくに、激安をうたっている病院とか、きっちり聞きましょう。 PRS Vol105 436 Fatal Outcomes from Liposuction : Census Survey of Cosmetic Surgeonsより。 ブログのランキングに参加しています!よろしければ、クリックしてください! ![]() ![]() スポンサーサイト
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