美容外科医・形成外科医の神経(配慮)の使い方。

ちょっとした面白い話です。医者は、どの手術のときに緊張しているか、を測定した話です。

トルコの首都アンカラの大学からの調査報告です。

脂肪吸引手術をおこなっている医者に、心拍数などのわかる機械を取り付け、手術前後など、5日間測定し続けた。
その結果、交感神経、副交感神経などの自律神経は変化無く、手術中は、心拍数が17%アップした。

鼻の形成手術をおこなっている医者におなじことを測定すると、手術中は心拍数は13%アップし、交感神経(興奮状態をあらわす)も高ぶっていた。

ゆえに、脂肪吸引は、単なる肉体労働であり、鼻形成は、結果が目に見え、手技の難しさがわかる。

医者の間でも、脂肪吸引は細かい神経のいるたぐいではなく、肉体労働だ、となっております。逆に悪くいえば、誰でも出来る手術です。顔面を細かくいじる手術のほうがより神経を集中させ、技術も格段に必要です。

PRS Vol117 2091 Performance of the Surgeon during Suction-Assisted Lipectomyより。
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テーマ:美容整形・プチ整形・美容外科 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

  1. 2008/02/24(日) 23:59:43|
  2. その他

内視鏡のおでこリフトは無意味なのか!?

おでこのしわ、たるみ、眉毛の低下、などに対して、おでこを引き上げることにより、眉毛を上げたりして若返り手術をおこなうのですが、最近は、内視鏡(胃カメラみたいな細いカメラ)を使って上げる手術もあります。いっとき、内視鏡のほうがいい!とされておりましたが、最近は、内視鏡なんて使わなくてもいい!、という否定的な傾向にあります。

NY、名門コーネル大学からの報告です。

内視鏡を使う手術100例:1999〜2004年の患者さん、と、内視鏡を使わない手術93例:2002〜2005年を比べた。
 ●4ミリ眉毛が上がった。
 ●20分程度内視鏡使わないほうが手術が早く終わる(30分対50分)。
 ●切開線(メスで切る長さ)も0.5cm内視鏡手術のほうが長い(2cm対2.5cm)。
 ●満足度合いは、どちらもおなじ。
という結果。
下図は、参考までに、内視鏡使わずにおこなった症例。
内視鏡


つまり、内視鏡のような高価な機械を買って、手術しても、時間はかかる、傷は長い、などまったく意味が無い、という結論。コーネル大学のおこなっている普通の手術方法で十分だ、と。

現在アメリカでは、50%の施設が、おでこの手術で、内視鏡を使っている。だが、70%の医学論文が、1つの施設から発表されており、その彼らが言うには、
”内視鏡を使う、おでこのしわ取りは、大半の患者で効果が薄い”と言っている。

高価な機械がある病院、クリニックだからといって、決して良いわけでもない。患者さんへの目くらまし、みたいなものですね〜。

PRS Vol119 1563 Limited Incision Nonendoscopic Brow Liftより。

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  1. 2008/02/21(木) 13:19:39|
  2. 老化(アンチエイジング)

老化すると神経も鈍くなる?

いままで、顔の知覚(感覚)を測定する方法が古い方法しかなかったので、コンピューターを使った最新の機械で、顔面の触覚を、ジョン・ホプキンス大学とアリゾナ大学などが調査しました。
顔面の神経測定


人間以外の動物は、顔に毛がはえていて、触覚が、顔面に集中しています(生きるために、口、鼻、触覚などが、神経が集中している)。鼻は、動物では一番からだの前にあって重要ですね。今回は、上記、機械で、人間で、27人の女性、15人の男性で、45歳以上、未満で、調査した。

結果は、

●45歳以上になると、唇以外の顔の皮膚の閾値が上がる(=感覚が鈍くなる、という意味)。
●おでこが一番鈍い。

というものでした。つまり、老化すると、感覚=触覚まで鈍感になってくるんですね〜・・。

そのほか、この著者の考察では、

●あご、ほほ、など顔のエリア別では、鈍感な度合いは、いろいろな論文で意見がみんな異なる。
●手足、でも、鈍感になる。
●神経のリセプターの密度が老化で低下する。
●指と唇は、感受性が同じだ。が、唇粘膜には、マイスナー小体などが無い。

などなど、ちょっとむつかしいことを議論しておりました。

とにかく、ふけると、顔の触覚も低下するということです。

PRS Vol120 1546 Measuring Sensibility of the Trigeminal Nerveより。
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  1. 2008/02/14(木) 00:45:14|
  2. 老化(アンチエイジング)

タバコと日焼けで、こんなにふける!

今回の報告は、NYのマンハッタンの開業医の先生が、双子の人たちにおのおの異なる方法のフェイスリフトで、頬を引き上げるたるみ取りした報告です。

細かい方法の違いは、医者の間でも、みんな言うことが異なりますので、それは置いといて、画像で、一番興味深いのは、双子のタバコを吸う方と吸わない方で、また、日焼けしていたほうと、していないほうで、老化がかなり異なるという点でした。

1:タバコをすっていたかどうか。
双子3TABACO

左:30年間タバコを吸っていた。
右:吸っていない。

●相当な肌の違いがあります。タバコはお肌に良くない証明のような画像です。

2:日焼けしていたかどうか。
双子1
双子2SUN

上:日焼けを特にしていない。
下:長い間日焼けをおこなってきた。

●日光による老化がさけばれてだいぶ経ちますが、これもまさにその証明の画像です。

ーーー

双子というのは、遺伝子が同じなので、老化の具合の比較がおこないやすいですね。とくに、タバコ、日焼け、という2大老化原因の証明のような画像が見れてたいへん貴重ですね。

PRS vol120 1667 A Comparison of Face Lift Techniques in Eight Consecutive Sets of Identical Twinsより。

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  1. 2008/02/10(日) 02:30:19|
  2. 老化(アンチエイジング)



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