アクアミド |
アクアミドというのは、当院のHPでもわかるとおり、ジェル状の注射薬品で、しわを改善したり、鼻を高くしたり、顔の凹みなどの輪郭形成に使用します。ヨーロッパからの論文は今までにも多数ありましたが、アメリカでの実験的な論文がほぼ無かったので、報告します。 今回は、アメリカ・ミシガンからのアクアミドに関する報告です。形成外科領域でも大変有名な、I.T.Jackson先生の施設での実験的考察です。ちなみに、この先生は、European Journal of Plastic Surgeryという、ヨーロッパの形成外科雑誌の編集長もしてるくらい偉い先生です。http://www.stjohn.org/InnerPage.aspx?PageID=1588 28匹のウサギの耳に1mlのアクアミドを注射して、4ヵ月後、7ヵ月後に、超音波検査、MRI画像、病理組織などを検討した。 結果は、 ●合併症は無かった。 ●当初入れたときと同じゼリー状の形態を保っていた。 ●7ヵ月後の体積は、1.0±0.2mlだ。 ●MRIでも最初と同じ形態。 ●組織は、炎症反応無い、異物反応は最小限度のものだけある。薄い皮膜できていた。同じ場所にあり続けている。 というもので、いままでの論文と同じくアクアミドを支持する調査結果であった。 下図のごとくの国々からの論文では、 ●非アレルギー性。 ●非吸収性。 ●非さい奇形性。 ●注入部位にとどまること。 ●10年以上変形しない。 ●感染の伴わない、カプセル形成、硬結、石灰化、変性の報告は無い。 ![]() といういままですでに証明されている事実をさらに、アメリカでも証明することになった、と、述べております。 PRS vol119 1326 The Use of Polyacrylamide Gel in Soft-Tissue Augmentation : An Experimental Assessment より。 よろしければ、クリックしてください! ![]() |
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